白羊のなんでもブログ

新卒1年目の社会人、白羊です。トレンドブログと社会人、主に新卒向けブログを書こうと思っています!を書こうと思っています。

「ゆたぼん」という存在の影響が示した現代社会の現状

沖縄県の小学校に在籍する、ゆたぼんと呼ばれる10歳の小学5年生が、学校に行くことを拒否し、Youtuberとして生きていくことを宣言した動画が話題になっています。

どんな点が問題なのか、様々な観点で話していこうと思っています。

日本国憲法から見る観点

②インターネット社会という時代背景から見る観点

③総評

の3つの観点から話します。

結論から言うと、「ゆたぼん」の出現は必然で、今の時代の現状を象徴する存在です。

日本国憲法から見る観点

この観点は話がどうしても難しくなるので、条文は省いてなるべくシンプルに説明していこうと思っています。

子どもの保護者は、子どもを学校教育法上の小学校・中学校に就学させる義務を負っていて、それに従わなければ督促の後に10万円以下の罰金という罰則規定まで設けてあるのです。病弱や発育不完全やその他の事情で就学できない場合については、就学義務を免除される旨の条文もあります。

つまり、保護者は基本的に子どもを通わせないといけないということです。

しかし、これは憲法の穴だなって思うのが、以下の部分です。

「もっと適切な教育を受けさせたい」など、何らかの理屈をつけさえすれば、保護者は学校教育法上の義務を果たさなくても構わないという状況です。だから、児童虐待が疑われる場合を除き、まず刑事罰の対象にはなりません。

それっぽい理由があればグレーに巧みな話術で逃げられるという曖昧さが見受けられます。

憲法の観点から見ると、学校に行くのは最上級にマストなものだというのが読み取れますね。ただし、抜け穴がありです。

 

②インターネット社会という時代背景から見る観点

そもそも学校に通わないといけないのだろうか?学校に行かないと教育を受けられないのか?学校に行ってもそれだけの価値があるのだろうか?

ググって自分で調べる力の方がよっぽど必要なスキルや行動力の方が求められる時代です。学校の50分の非効率な授業より、ググって調べた10分の方が効率的な時代になってきました。学ぶという価値観が変わってきました。それだけインターネットという存在で勉強できるようになった証拠です。

無償教育だからコストパフォーマンスがいい?

私はそうは思いません。人と合わないかもかしれないというストレスや生徒同士のいじめやパワハラなどのリスクを考えたら、無料だが、容量がとんでもなく大きく、悪質なアプリを勝手にインストールされたようなものです。

ランドセルや制服を買ったり、周りの人と同じものを買い揃えるのにどれだけのお金を使っているのか?無料アプリに大金を課金しているのと同じ現象だと思います。

社会に適合するために義務教育式のコミュニティが必要なのか?

小中高のように密接な人間関係や緻密な過密なスケジュールで、決められたコミュニティで生きていくのか、大学のような自分で授業を選択して、スケジュール調整を行っていく環境の中で、ある程度自由なコミュニティを選んで生きていくのか。人との触れ合いももはやインターネットで自らの力で作ることができる時代に変化してきているということです。人に決められたコミュニティで生きていく必要がなくなってきたということです。

 

③総評

日本国憲法が作られた時代とインターネットにより生産的な時代の齟齬が生まれているというのが現状です。学校に行かなければ学べなかったことが、スマートフォンにより、インターネットがより身近になったことで学校以外でも学ぶことができるようになりました。どちらが良いか悪いかではなく、時代に見合わない制度と進化していくテクノロジーが確実にギャップを生んでいるということです。

その中で「こう生きていく!」と言ったのがたまたま「ゆたぼん」の存在ということです。

時代の流れにあった制度に見直していく必要があるのではないだろうか。

感想やコメントお待ちしております。